お金の勉強

  • 2020.07.07 Tuesday
  • 11:37

コロナ禍で投資を始めた人が多いそうです。10年に一度の暴落となれば「今がチャンス!」と思うのも当然でしょう。

 

しかし、SBI証券が発表している「初めて買った銘柄ランキング」を見てみると、色々と面白いものが見えてきます。

最も参入者が多かったであろう4月のランキングは、

 

1位 日本航空 & 2位 ANAホールディングス

大打撃を食らった航空株のリターンを狙ったのでしょうが、そもそも航空業界はLCCなど新興勢力の台頭で競争が激化していて、長期で見ても株価は右肩下がり。株価の戻りもまだまだ時間が掛かりそうなので、投資効率を考えるとあまり良い選択とは言えません。

 

3位 三菱フィナンシャルグループ

高配当狙いで買ったのでしょうが、配当高くても株価下がったらどうするの?会社は規模も大きく盤石ですが、雰囲気と思惑で上下する株価は実態とは別物です。基本的に高配当の銘柄は中長期的に株価が下がるリスクも高いです。

 

4位 & 7位 & 10位 原油ETF

ギャンブルですね。

 

5位 オリックス

三菱同様、高配当狙い。こっちは悪くないかも?

 

6位 アンジェス

コロナのワクチン開発に期待しているのでしょう。過去に何ひとつ実績を出していないのに株価だけは上がる不思議な企業。投資家界隈ではバイオ企業ではなく株券印刷屋と呼ばれています。株価はコロナの底から短期間で最大5倍強まで上がっているので投機としては成功です。ただし、こんな銘柄に手を出すのは投機であって投資とは呼べません。ギャンブルと一緒です。今回もほぼ間違いなく実績出ないでしょうから逃げるならお早めに。IR芸だけで一喜一憂するマネーゲーム銘柄です。

 

8位 JR東

損切をお勧めします。

 

9位 オリエンタルランド

みんな大好きディズニーですね。大好きなら長く持っていればいいと思います。チャートも悪くないし、株主優待で無料でディズニーランド行けますね。

 

 

というわけでまともな投資と呼べる銘柄は選ばれていません。投資というのは20年、30年のちに世の中の経済成長に合わせて自分の資産を上手に増やせているかが重要であって、今月どうだった、今日どうだったということは、あまり意味がありません。短期的な利益は短期的な損失に代わるリスクが高いからです。

 

目下、お金の勉強中のウチの大学生の息子のポートフォリオをお見せしましょう。

銘柄の選定には僕が助言を与えましたが、最終判断は自分で行っています。

1,2回銘柄の入れ替えと、買い増しをしただけで、基本的にほったらかしです。1年と1ヶ月でリターン30%を超えました。投資額が少ないゆえに集中投資で大きなリターンが生まれました。このまま40年いけばウォーレン・バフェットもビックリですが、そんなに上手くいくわけはありません。

 

勉強なので毎日成績をチェックして、上がった理由、下がった理由を自分で調べるように言っています。投資額が少ないうちに10年に一度の大暴落を身をもって体験したことも良い経験になったことでしょう。このまま、あと一年ぐらい継続すれば、色々と身につくかと思います。で、自分で働きだして投資額が増えた時も冷静に正しい判断ができるように成長してくれることを願っています。

 

退職までの資産形成であったり、本業以外の収入を持つことによるリスク分散を目的としたり、まずは目的と目標を定めて、そこから逆算してベストな投資方法を構築していくことをお勧めします。投資額が増えれば、さらにリスクをペーパーアセットとハードアセットに分散してとか、資産運用と言ったほうがシックリきますね。

 

座学やスポーツと同様、投資も勉強と経験を積み重ねるほど上手になります。ただし、お金の勉強はほとんどの人が親からも誰からも教わったことがないと思います。そうなると自分で頑張るしかないですね。

まずはここから。

 

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