予測不可能な人生のスタートライン

  • 2017.11.07 Tuesday
  • 13:24

時々、

「息子さん、何やってんの?」

とお客さんに尋ねられます。

 

過去数回、大学受験に失敗して思いっきり平凡無難な人生のレールを踏み外した息子の動向を記事にしてきました。

 

準備編 フィリピン語学留学

   留学 途中経過

   留学 途中経過

 

英語 実践訓練 バックパッカー旅

英語 実践訓練 バックパッカー旅

 

そして今年の6月から、いよいよフィリピンのマニラへ旅立ちました。

2ヶ月の専門英語の勉強の後、8月からFar Eastern Universityにて学業に勤しんでいます。

 

 

海外の大学進学というのはなかなか大変でして、欧米の先進国や一部先進アジア都市だと大金がかかるし、そもそも優秀な人間でなければ入学できません。仮に無事卒業できても所詮は移民扱い。よほど優秀(特に求められるのは理系)でなければアドバンテージはありません。

 

発展途上国は入学したとして、たとえ授業は英語でも生活は現地語という問題があります。そもそもマレーシア、インドネシア、タイなどの国々はすでにグローバル化が進んでいて、やはり優秀でなければ旨味は少ないでしょう。

 

・言葉は授業はもちろん、生活も英語が主体

・学費、生活費が安い

・息子の学業レベルでも対応可能

・これからの発展が期待できる

 

諸々の条件を考慮した末、ベストにして唯一の選択肢がフィリピンでした。実際は語学留学から帰ってきてすぐにフィリピン大学留学を目標にしており、それに向けて1年掛けて準備をしたという感じです。

 

今でもフィリピンは大学出ても就職は厳しいとか給料は安いという話は聞きますが、向こう数十年の経済成長率世界No.1という予測を信じて賭けに出たのです。少なくとも日本の三流大学でダラダラ時間を過ごすよりは何か得るものがあると信じています。

 

理想は欧州なみの雇用条件でアメリカ並みの給料ですが、フィリピンに進出したい日本企業で働くとか、フィリピン以外でもアジアの成長企業に就職するのも良いかもしれません。少なくとも日本の三流大学でダラダラ時間を過ごすよりは選択できる可能性は上がったはずです。

 

最悪、どうにもこうにもならなければ帰国してうちの店を継いでくれれば結構。息子は人当たりも良いし、少なくとも飯は食えるでしょう。その時は僕はオーナーからアルバイトに退いて週3日だけ働くつもりです。

 

 

そんなこんなで1年数ヶ月、紆余曲折ありながらも行動力と環境適応能力は並外れた能力を持つ息子の頑張りもあって、やっとスタートラインに立つことが出来ました。

住居が決まり無事入学が済むと、今度は次の不安がよぎります。

「ちゃんと周りに慣れて学業、生活を楽しめてるんだろうか?」

親としては気掛かりです。

 

9月に送られてきた画像は、

うん、大丈夫そうです。てか、馴染み方半端ねーな!大したもんです。楽しいのは何より。

 

 

ただ唯一の誤算は思いのほか、と言うか予想どおり生活費がなかなか高いことです。

フィリピンが安いと言っても生活するのはマニラ中心の大都会です。岡山でなく東京と比べなければなりません。

世界中から流れてくるビジネス・マネーを受け入れるために高層ビルがそびえ建ち、日々豊かになって高まる消費欲に応えるためにショッピングモールが乱立。今のマニラは発展を続けるアジアの都市そのものです。

しかし、ここからほんの数キロ離れたスラムでは1日わずか数ドルで家族で暮らしていたりしています。貧富の差が激しいので一言で「フィリピンは物価が安い」と言うのは無理があります。これはアジア諸国に渡航経験のある方にはご理解いただけるでしょう。そして貧富の差が激しいということは、これからの経済成長に伸びしろが多いということでもあります。

 

マンションは治安への不安もありセキュリティーのしっかりとしたところを選び家賃約40,000円。25年前に父が福岡で借りた独房みたいな狭いワンルームより高いです(息子の所にはエントランスにコンシェルジュ、プールとジムも付いていますが)。

 

フィリピンで大学まで進学する同級生は皆金持ちが多く、たまにfacebookで見る友達の自宅はゴッツイそうで日本人である息子が一番金が無いという状態なのだそうです。学校帰りにスタバ行こうよと誘われても高いからちょっと困ってしまうのだとか(スタバの価格は日本とほぼ同じ)。富裕層の生活費は日本人と変わらないということです。なんなら外食、買い物は同じぐらいで家や車は豪邸や高級車だから我が家よりよほど裕福でしょう。4年後の経済成長に掛けてみたものの、4年間のインフレに我が家の資金が追いついていけるか不安な状態です。

しかしながら今までの人間教育の賜物ので、節約と健康を考慮してなるべく外食は控え出来るだけ自炊に勤しんでくれているそうです。

 

 

親としてはとりあえずやっとスタートした息子の人生をバックアップするためにも稼がなければいけません。ということ出来るだけ頻繁にご来店いただいて、高い酒をいっぱい飲んでください。よろしくお願いします。

 

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