クレイジージャーニーでウイスキー
- 2017.04.21 Friday
- 03:49
テーマ:ウイスキー
仕事から帰って録画したTV番組をチェックしていたら、TBS「クレイジージャーニー」でウイスキーを取り上げていてビックリ!
晩御飯のチンジャオロースをツマミにいつものホワイトホースを飲みながら興味深く、ケナクレイグの港やアイラ島の景色を懐かしく鑑賞しました。
ワタクシも過去3回、スコットランドに行きましたが、2008年に初めてのスコットランドで訪れたのがアイラ島でした。
今回の主役である目白田中屋の栗林氏のウイスキーに掛ける想いは並々ならぬものがあり、一般人が見ると変な人に映ったかもしれませんが僕は凄く共感できました。
本を見ても「温度」とか「音」とか分からないじゃないですか
そして造っている人の「熱意」そういうものを
うちのお客さんたちに伝えたいんですよ
いや、名言です。感動です。ただし僕の場合はお客さんに伝えたいというよりも自己満足の比率がかなり高いのですけど。やっぱ現地に行かなきゃわかんないんですよね、絶対に。皮膚感覚で感じるものとか。
ここ数年、急激なウイスキーブームもあり、世間のウイスキーに対する認識がちょっと拒んできているな、と感じていた時に今回の番組はとてもストレートにウイスキー愛にあふれる素晴らしいコンテンツでした。
もうね、
今買っとけば値が上がるレア物とか、ボトラーズ会社が間に合わせで詰めた蒸溜所の名声に傷をつけるような未熟なボトルとかどうでもイイんですよ。美味しいウイスキーを造るには情熱と時間が必要不可欠なんです。造り手が何を造りたくて何を伝えたいか、大事なのはそこなんですよ。それが何なのか、どのボトルなのかを今一度考え直すべき時だと思うのです。今回の番組は原点を忘れかけている消費者にとって良い警鐘になったのではないでしょうか。
ただし、誤解のないように補足しますと、
バリンチ(樽から出したそのまんまの原酒)は現地に行っても特別なルートを介さないと飲めません。
ウイスキーは熟成庫に入った時点で課税対象なので、おいそれと立入ることすら出来ないのです。熟成庫内で飲める、それどころか立ち入れるってのは取材だから可能なとてもスペシャルなことなのです。
ボウモアの熟成庫をガラス越しに撮影しています。よく見ると1957の樽が・・・。この美味しそうな子は何処に行ったんだろう?
訪れた蒸溜所ではタリスカーもガラス越しでした。ガラス越しでも眺めることが出来るだけでめっけ物、基本的には一般ツアーでは熟成庫には入れてもらえません。グレンフィディックとグレンモーレンジは入れたけど、あれは使っていない熟成庫なんでしょうか?詳しい人、教えてください。
一般来訪者はこうしてレセプションで販売しているものしか買えません。
それでもこのグレンフィディックのお土産ボトルを当店で飲めた人は本当に幸せ者です。美味かったですよね〜!
バリンチは飲めなくても美味しいウイスキーと雄大な景色に溢れるスコットランド。
いまや時間とお金を準備すれば簡単に行けるようになった憧れのスコットランド。
熱い想いがあるなら今すぐGO!ですよ。
僕は次回行くならスペイ川をカヤックで下ってフライフィッシングにも挑戦、そして蒸溜所をドローンで空撮したいですね。