会心の一撃

  • 2016.04.06 Wednesday
  • 04:00

2016年4月4日
我が家の長男が、取り敢えず3ヶ月の英語の語学留学にフィリピンへと旅立ちました。
やっとLINEでメッセージが送られてきて、マニラから車で8時間かかって無事バギオのBONDS English Academyに着いたようです。
 

一応は人並みに大学進学をめざしたのですが、学校の勉強が苦手な彼は、父親なりに最低ラインを定めた「4年間という長い時間と数百万円という高い費用を掛けても行く価値のある大学」には実力が及ばず受験戦争に惨敗。
 
父親である自分が自由業なせいか、息子への提案は普通より変だったのかもしれません。

「別に勉強が苦手だったら他の得意な事で勝負すればイイじゃん。それが何かは自分で見つけること。」

とは言え高卒という肩書を背負って生きて行くのは学歴主義の今の日本では圧倒的に不利。

「じゃあ若いうちに外の世界でも見ておけば?」

中途半端な大学で無価値な4年間を過ごすよりは、ずっと得るものがあるはず。


将来は英語を活かして職に着いて欲しい、なんてこれっぽっちも思っていません。いまや英語が話せるだけで仕事になるような時代ではありませんし、日本から出れば大学卒なら英語ぐらい話せるのが当たり前というのが世界の常識。息子にとっての英語学習は視野と選択肢を広げるための手段の一つ。
冒頭で「取り敢えず」と書いたのは留学後は長期放浪の旅をする予定だから。より深い旅がしたいなら、何処で誰とコミュニケーションするにしても、まずは英語が必須。そのための3ヶ月です。せめてトイ・ストーリーが字幕無しで楽しめるぐらいのレベルにはなっておいて欲しいかな?
 
今のところ息子はヨーロッパに行ってみたいと言ってます。親としては、これから世界経済の中心となるアジアも見ておいて欲しい。世界のボスたるアメリカも見ておくべき。その後は、本人が希望するならアフリカなり南米なり体力と資金が続く限り好きなように飛び回ってくれれば良い。まだまだ知りたいことがあるならば自分で資金を稼いで世界を2周でも3周でもすれば良い。
どんなにTVやネットで知ったつもりになっても、自分の目で色々なものを見て、自分の言葉で色々な人と話し、自分の感性で色々な事を感じないと、本当のことは分かるわけないんだから。百聞は一見に如かず。
今までは親の後ろをついて歩きながら見ていた異国の景色も、一人だと全く違うものに見えるはず。
 
もしも学びたいことが見つかれば再び大学を目指すもよし。
全ては自分で決めれば良い。
まだ18歳。時間はタップリあるんだから、今はまだまだ見聞を広めるために自由に生きれば良い。
 
親として出来ることは、レールを引いて無限の可能性を狭めることではなく、18歳の少年ではまだ知らない色々な世界・可能性がたくさんあるという事を教えてあげること。

 
とは言え、出発前に色々と想像すると親のコッチが心配になり、
「一人で海外留学するのに心配とか不安な事とかなんかあるか?」
って聞いたら、
「不安な事?・・・例えば?」
って逆に聞かれて、神経が図太いのか無知なのか。なんとも頼もしい限りです。
 
フィリピンから最初に尋ねてきたことは
「このあいだの日曜日のガンダム、録画出来てる?」
他に心配することあるだろうに・・・。


 
18年前、鳥取に旅行に行った時に弓ヶ浜で初めて父親の前で自分の足で立った時のことは今でも鮮明に覚えています。
 



ほんのチョット前までよちよち歩いてた彼が、ほんのチョットの時間とお金があれば日本から自由に飛び出せるまで育ったことに感無量です。
 
つきなみな言葉だけど、

世界は思ってるより、もっと広くてもっと自由なんだぜ
 
一般的な良い人生とされるレールから思いっきり脱線した息子のこれからを考えると、不思議とワクワクしてしまいます。
 
 
若さって何物にも代えられない絶対的なパワー。人生を後悔しないように使えるうちに使っておいてくれ。

圧倒的で感動的な 理想的超えて完璧な
運命的で冒険的な 時に叙情的な未来
 
VS
 
平均的で盲目的 半永久的に安泰な
無痛 無臭 無害 無安打無失点の 未来

 いつか強烈な会心の一撃を見せてくれよ!


 

コメント
コメントする








    

Selected Entry






Archive


Profile



Link


Search