おまかせと丸投げ

  • 2016.03.15 Tuesday
  • 12:39


「私のイメージで」

「今日の気分に合わせて作ってもらえますか」

カクテルのオーダーあるあるの話です。


上記と同じことを何か飲み物を買いに入ったコンビニのカウンターで言ってみてください。

「私のイメージで缶酎ハイおまかせで」
(うわっ!頭のオカシイ人が来たぞ・・・。店長!店長!!急いで来てください!!!)

「今日の気分に合わせて清涼飲料水、選んでもらえますか」
(春になると頭のオカシ(自粛 この人、茶が飲みてーの?スポドリ系?もしかしてカフェオレ系?無難にオレンジーナ出しとく?怖い・・・目が合わせられない!)

おまかせという言葉は使う場所と使い方を間違うと、とても危険な言葉なのです。


自主性を放棄された時点で責任は店に委ねられることになります。
店として一番恐れるのはお客さんの好みを外すこと。facebookや食べログに「あの店不味い!」なんて書かれるのが一番怖いわけです。
その時点で店としてリスクヘッジした対応は、
「おまかせ=当り障りのない無難なもの」
でしか無いのです。
もしかしたら、本人が未体験のバチッとハマる味があるかもしれないのに。


まだ食事では十分許容できます。
おまかせの刺し身と注文しても極端に口にあわないものが出てくることはそうそう無いでしょう。
「カンパチの刺し身は大っ嫌いで絶対食べれません」
って人もそういないでしょう。刺し身でくくれば白身だろうが赤身だろうが、味のレンジは凄く狭いのです。

酒の世界でおまかせというものは
お母さん「今日は何が食べたい?」
子供「何でもイイよ」
ってぐらい掴みどころがない事なのです。
シングルモルトだけにしても牡蠣と鯛ぐらいの差があるし、カクテルと一言で言ってもきんぴらゴボウとマンゴープリン位の味のレンジがあるわけです。
「甘くて軽いのおまかせで」
って言われても、それがメインデッシュとしてなのかデザートとしてなのか、初対面だと判別不可能なのです。占い師じゃあるまいし。
結果として(シーザーサラダなら嫌いな人は少ないだろう)って感じで
「お待たせいたしました。ディタモーニです」


日本ではおまかせという言葉が浸透しすぎて意味合いがすっかり変わってしまっています。今使われているおまかせは完全にただの丸投げです。


おまかせとは英語では無い単語です。しいて言えば「What is your recommend?」 ぐらいかしら。これでは意味合いが全然違いますが。
民族文化に興味のある人は海外旅行の際にでも試してみてください。
僕も昔、海外1〜2回目の時にはバーで試してみたことがあります。「What is your recommend?」
「このJAP何言ってんの?」って、その場が嫌〜な空気になることうけあいですよ♥
やるだけ無駄です。

失敗を恐れては成長がない。学ばなければ成長がない。
グルメとは人生ですね。近道はありません。どんどんチャレンジして、いっぱい失敗してください。

いつの日か必ず人生を共にする自分の酒に出会えますから。
 
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