「それってどんな味?」

  • 2018.10.25 Thursday
  • 11:18

先日、オーダーシャツのKEI代表の對馬氏の東洋経済の記事を読みました。

「メイド・イン・ジャパン神話」の理想と現実

https://toyokeizai.net/articles/-/243434

ハイクラスのアパレル業界の衰退とその原因の一つであるグローバル経済がよく分かる話です。ぜひ記事をご覧になってください。

 

で「面白いなぁ」と思い早速シャツをオーダーしてみました。

https://ke-i.co/made-in-japan/

オーダーシャツなので採寸が必要なのですが方法は4つ

ー己採寸

▲ート採寸 KEIのデーターに基づき身長・体重・生まれ年から自動採寸

お気に入りのシャツを郵送

ぢ哨ーダーデーター共有

 

まずは嫁に採寸してもらったのですが、「肩の一番出ている骨から……」と言われても正直よく分からん。とりあえず参考値として記録。次にオート採寸のデーターと比べてみたのですが微妙に違うしどっちが正しいのか正直よく分からん。さらに採寸データーと手持ちの無印良品のシャツを比べてみたのですが、やっぱりよく分からん。

シャツって寸法が1cm違えば見栄えや着心地が全然変わります。既製品なら多少ピチったりダブついても見て見ぬふりをして着てしまうのですが、せっかくのオーダーシャツだからビシッときめたい。悩んだ末、多少サイズがズレててもカジュアルに着れそうなグラフチェックのシャツをオーダー。オーダーシャツと言えど結局は「とりあえず買って実際に着てみるしかない。調整が必要なら次のオーダーでしよう」という結論に至った次第です。まずは実物を着てみて次はとびっきりカッコいいジャストサイズの真っ白なシャツをオーダーしよう。

 

 

 

いったん話は変わって、この人の声を言葉で説明してください。ミスチルの桜井さん。

説明する相手は桜井さんのこと知りませんし聞いたこともないと仮定しましょう。

「え〜っと、少しハスキーで高い声で甘いような切ないような声です。凄く良いですよ」

 

ハイつぎはこの人、スガシカオさん。

「えーっと、けっこうハスキーで少し高めな声で甘いような切ないような声です。凄く良いですよ」

 

二人のことを全く知らない人にこの言葉の説明で伝わるでしょうか?「ん?結局どう違うの?」と言われるでしょう。知ってもらう方法は言葉で説明するより聞いてもらうことです。「百聞は一見に如かず」僕が付け足すなら「百聞は意味無し」です。

 

 

 

やっと本題。

バーテンダーなんて因果な商売をやっているとメニューを指さしながら「これってどんな味ですか?」と質問されます。たぶん25年間で32万6千回ぐらいされました。聡明な当店ブログの読者ならもうお気づきでしょうが、つまりはそういうことです。「百聞は一見に如かずで百聞は意味なし」。酒も食べ物も一度口に放り込む以外に知る方法は無いのです。

 

ワタクシ的には

「ハイランドで15〜20年ぐらいでなんか良いのあります?」

「アイラで若いやつで面白いやつないですか?」

産地と熟成年数だけ言っていただければ選びやすいです。もちろん蒸留所名でも良いです。

産地が分かればその人が求めている大まかな傾向が分かりますし、熟成年数が分かればグレードと価格帯がはっきりします。

 

音楽みたいにサラッと視聴ができればよいのですが、なかなかどうにも飲食店では難しい問題ですね。

 

 

 

先日、牛窓でカヤックフィッシングで釣った真鯛。釣ってすぐにカヤックの上で脳を破壊しエラと動脈を切り血抜きも完璧。市場に出回る真鯛はここまで素早く処理していません。で、魚ってこうやって完璧に処理すると段違いに美味しいのです。身は和風カルパッチョ、残りはアラ炊きにしていただきました。真鯛と言えば刺身が人気ですが、秋のよく餌食べてる真鯛は皮と身の間に脂がのってプルプルで何とも美味なので煮付けがおススメ。アラ炊きじゃなくて丸ごと煮付けでも良かったかも。

 

とは言えども秋の真鯛、しかも完璧〆の真鯛の美味さは言葉では説明できないのでぜひご自身で釣りに行ってください。

正直、鳥取に移住して自分でカヤックフィッシングで釣った魚のみを提供する居酒屋とかやってみたいのですが、人生には色々と制限がありまして実現は夢のまた夢です。

 

ただ今の「残り物には福がある」ボトル

  • 2018.10.12 Friday
  • 10:11

JUGEMテーマ:バー

ただ今の「残り物には福がある」ボトルです。

 

TOMATIN CU BOCAN

エディンバラからインバネスを繋ぐA9沿いに位置する蒸留所。1986年に缶酎ハイでお馴染みの宝酒造が買収してオーナーとなり、日本企業が初めてスコットランドに所有した蒸留所です。CU BOCANはピート麦芽で仕込んだ言わばトマーチンの別バージョン。島系ウイスキーと違ってピーティーなのに潮の香りが無いというのがなかなか面白いです。

 

島系でもないのに何でピーティーなモルト作るの?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょうが、今でこそコスト面や消費者の嗜好を考慮して麦芽の乾燥工程で無煙炭や温風乾燥を採用する蒸留所が多いのですが、そもそも昔はそこら辺でいくらでも採れるピートが一番身近で安い燃料だったので地域問わずどこの蒸留所もピートを使っていたのです。そう言った意味ではCU BOCANはクラシックなスタイルを再現したボトルとも言えるでしょう。

 

▲ぅ鵐船ワー 1975/2011 35年(リンブルグ ウイスキーフェア)

ドイツのリンブルグで行われるウイスキーフェア向けのボトル。詰めてるのは2010年前後に話題だったウイスキーエージェンシーです(今Webサイト確認したら活動止まってる?情報求む)。インチガワー蒸留所は微妙な位置なので僕も訪れたことはありませんが、スペイサイドと言うにはちょっと川から遠いバッキーという海沿いの町で作っています。ふんわり潮を香りがあり複雑で楽しみ深いウイスキーを作っています。そんなマニア大好きインチガワーの香り沸き立つ35年です。コソコソ売っていましたが、昨日久しぶりに売れたので残りあと1杯です。

 

フィジーラム by サマローリ

ワタクシ新婚旅行がフィジーだったので思い入れで入荷したボトル。いや〜フィジーはホント楽園です。ジジイになったら移住したいわ〜。小屋みたいな家建てて1年中半裸で釣った魚を食べて生きていく。

それはさておき、どこで作られている原酒なのかは情報が無くて出処は不明。今Google Mapで検索してもフィジーにはSouth Pacific Distiileryという所しか蒸留所が表示されません。結局よく分かりません。スパイシーで美味しいラムであることは確かです。フィジーって島にしては珍しく軟水なんです。一時ハリウッドセレブの間で話題だったでしょ、フィジーウォーター。仕込み水も良いのでしょう。

当時は若かったし経験も無かったけど、今行ったら楽しいだろうなぁ〜。リゾートならフィジーおススメですよ。

 

 

「残り物には福がある」ボトル、ご興味あればお早めにどうぞ。

 

キャッシュレス社会へのハードル

  • 2018.10.10 Wednesday
  • 12:04

JUGEMテーマ:マネー

 

去年には「来年にはキャッシュレスの波が来ますよ」とお客様にも話していましたが見事的中。我ながらヨミが良い。先回りして利益を上げそうな企業に投資しておこうと考えたのですがまったく何も思いつかず。

 

 

キャッスレスに移行するまでの問題点。それは手数料の1点のみです。

 

すっごくシンプルに説明します。

 

・年間売上1000万円の個人商店の支払いが100%キャッシュレス化。

 

× 手数料 3%(¥30万円) ⇒ 冗談でしょ。勘弁してよ

 

△ 手数料 1%(¥10万円) ⇒ キッツイなぁ!毎年嫁さんと2人で沖縄行けるがな

 

そんなんなら現金がエエわ。と言うのが本音。

 

 

・今度友達とグアムに遊びに行く。旅行代金10万円を送金。

 

△ 手数料 1%(¥1000) ⇒ 今度会った時に現金で払うわ。てか銀行振り込みする。

 

「友達にお金送るだけなのに手数料取られるって馬鹿らしくない?」

いまどき人が介在しないデジタルサービス(本当は滅茶苦茶頭の良い人が介在しているんですが)なんて無料で当たり前って意識ですよね。GmailとかGoogle MapなどGoogleのサービス全般ぜーんぶ無料(なんで無料なのかはよく考えたほうが良いのですが)。

 

 

中国でアリペイが爆発的に普及したのは店舗側の手数料が実質無料だから。もちろん個人間送金も無料。アリペイアカウントに貯まったお金を現金化するときにだけ手数料がかかります(2万元(約33万円)以上で0.1%)。現金化しなければ無料。そもそも今どき現金化なんてしません。これならセキュリティーや手間を考えても喜んで導入します。

もちろんアリババはボランティアでやっているわけではありません。広告や貸付で利益を出しています。んで先日退陣した創業者ジャック・マー氏の個人資産は4兆円オーバー!20年前は高校の先生だったんですよ。ワタクシもスマホやドローン、釣り道具でアリババ使ってマー氏に貢献しています。

 

 

今のところ色々な企業が動いていますが、私的観測ではどこもダメ。今ぶち上げている数字なら「クレジットカードでエエやんけ」の域を超えていません。規格統一が進むか、圧倒的シェアNo.1が決まってから導入します。

下手すりゃアリペイが日本のキャッシュレスの天下を取るかもしれません。「日本スゴイ」が大好きな方には耳が痛い話かもしれませんが、日本の企業は製品もサービスも中国のスピードとレベルには追い着くのはかなり困難な状態です。いまや服や小物から家電、デジタルデバイス、安い外食の食材に至るまで、気が付けば身の回りの物のほとんどがメイドインチャイナ。今後はAIや自動運転などの分野においてもアメリカと中国の一騎打ちになること必須。

 

 

僕が楽天の三木谷さんなら去年のうちに死ぬほどシェア獲得に動いたのになぁ。

 


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